<研究目的>
本研究は「高齢運転者のための安全教育プログラム開発」をテーマとして計画された。高齢化社会が進む中で、高齢者自身の生き甲斐と社会参加活動のため安全な移動手段の確保が必須である。ITS領域での安全車輌開発や道路環境整備などハード面の研究が急速に進みつつある。一方で、ソフト面の対策として安全運転教育が注目されている。2000年から導入された75歳以上(2002年度からは70歳以上)のドライバーに対する運転免許更新時講習に見られるように高齢ドライバーへの 安全運転教育は充実しつつある。本研究は、安全教育面に焦点をあて、従来行われてきた教育プログラムの長所と課題を検討して新たな教育プログラムの開発を行い、高齢化社会に対応できる具体的かつ実行の容易な教育方法を作り上げること目的に進められた。
<教育テーマ>
「自己理解」を キーワードに置き、自己評価スキル向上による補償行動の獲得のための教育プログラム開発を目指す。そして、それは個人差の大きい高齢運転者の個々に対応できる「個人対応型・参加型教育プログラム」であることが重要であると考える。
>> 研究結果の詳細は、こちら(.pdf)をご参照ください。